神戸日野自動車【健康宣言】
私たち神戸日野自動車は、お客様そして地域社会に貢献できる会社でありたいと願っております。
お客様から見て頼りになる会社・地域社会に歓迎される会社は、従業員から見ても「よい会社」であるはずです。
従業員のモチベーションが上がればこれまで以上のサービスをお客様に提供する事ができ、お客様の満足度アップは神戸日野の信頼性アップに繋がり、結果として従業員の更なるモチベーションアップに繋がります。
当社はこの好循環を確立するために、従業員とその家族が心身共に健康である事、自分の仕事に満足して長く働く事が重要であると考え、健康経営に取り組んでおります。
2021年7月1日
神戸日野自動車株式会社
代表取締役社長 玉田 雅靖
健康経営に取り組むきっかけ
【健康宣言】目的・方針・体制について
【神戸日野自動車 健康宣言】
~ お客様と地域社会に貢献できる会社を目指して ~
- 本人の健康
健康であることが仕事の土台。健康施策を通じて生活習慣の改善を推進します。 - 家族全員の健康
従業員と、ご家族全員の健康と健全で明るい家庭が自身の活力となります。 - 健全で明るい職場環境づくり
心身ともに健康でモチベーションの高い職場は、お客様への良いサービスに繋がります。
地域社会に貢献できる良い仕事をするために、従業員とその支えとなっているご家族の健康を第一と考え、一人ひとりが十分に能力を発揮できる職場環境づくりを全面的に支援する。
目的
神戸日野自動車は「健康宣言」に基づき、従業員とそのご家族の心身の健康増進を図り、職場では健全で快適な職場環境づくりを推進することでお客様や地域社会から信頼されるサービスを提供し、地域社会に貢献することを目的とする。
方針
お客様、地域社会から信頼される会社、従業員が「入って良かった」と思う会社の実現には健康経営の実践と健康経営を基軸とした経営課題の解決が重要と考え、以下の取り組みを実施する。
- 健康診断(再健診を含む)の受診を徹底し、産業医からの保健指導等により「疾病予防と低減」「早期発見・早期措置」「日常生活に潜む健康リスクの周知」を推進する。また、健康保険組合と連携することで従業員の健康状態を把握するとともに健康課題を明確にして改善に繋げる。
- 日常の啓蒙活動を意識させ、セミナー・研修会や相談窓口を開設することで従業員一人ひとりの健康管理への意識を高める。
- 怪我や産休、そして疾病罹患時の長期治療に専念できる職場環境づくりをはじめ、復職時の支援など、長期休業時のフォロー体制を充実させる。
- 職場内の「対話」を活性化してコミュニケーションを図ること、何でも相談できる風通しの良い職場環境を作りなど、自立的に健康経営を推進できる社風を構築する。
- 安全衛生委員会の設置および職場の環境・安全に関する監査の実施により、職場環境の改善をおこない、働きやすい職場環境を作っていく。
以上の方針の下、健康経営戦略MAPに記載した
「心身の不調による生産性低下から脱却するために、従業員一人ひとりがイキイキと働ける職場環境を創ることで、当社を取り巻く地域社会で活躍し続ける!」
ことを実践してまいります。
推進体制
- 代表取締役社長を最高責任者(プロジェクトリーダー)とした健康経営プロジェクトグループ(以下、PG)を組織する。
- 健康経営PGは総務部内に事務局を置き、当社役員(取締役・執行役員・監査役)がプロジェクトマネージャーに就任。
更に各支店長(各支店・営業所を担当)・総務次長(本社担当)が拠点責任者として「グループ長」、各工場長・総務課長が「推進委員」となり、各拠点での伝達・啓発をスムーズに行うための組織および伝達フローを明確化した。 - 健康経営PGは、健康増進を推進する計画を立案し、取締役会(プロジェクトマネージャー会議)と連携を取りながら計画を推進する。
※役員会上で議題に上がるものを含む。
※決定した段階で各職場の従業員代表および、従業員組織である社友会会長および女性代表にも計画案を共有し意見交換をおこなう。 - 健康経営PG事務局を総務部内に置き、事務局は健康増進計画の進捗状況を管理。資料を基にプロジェクトマネージャー会議で議論し、決定した内容をグループ長(各支店長、総務次長)と推進委員(各工場長、総務課長)が協力し、定期的に担当拠点の会議および朝礼等で全従業員に報告・共有する。
- 産業医の助言により、健康課題・目標を設定し実行。実施結果等の見直しを行った後に次なる課題を掲げ、可能な限りPDCAサイクル(Plan→ Do→ Check→ Action)を実践していく。
※健康保険組合との意見交換を年度末までに実施し、健康計画の推進方針を協議する。
下記の健康経営プロジェクト組織表を元に、次の項目を経営課題の克服のために実践していきます。
- 運動奨励を推奨し、基礎体力向上を図ります。
- 生活習慣病のリスクを若年層から意識するために全従業員向けにセミナーの開催およびキャンペーン開催による意識付けをおこなう。
2020年冒頭から起こった新型コロナウイルスの発生など、
未曽有の事態に対し今後も継続して備え、強い企業になっていくために、
2019年に代表取締役社長がリーダーとなり発足した
「健康経営プロジェクトグループ」を立ち上げ、
全従業員に向けて迅速かつ的確に伝わるように組織化しています。
全従業員に対しプロジェクトリーダーの意図が速やかに伝わるように
「実施・改善サイクル」を明確化して運営していきます。
健康経営を通じて神戸日野の目指す姿・解決したい課題について【健康経営LOOP】
神戸日野自動車では、従業員一人ひとりが心身共に健康で、社会で活躍できる人材づくりを大切にしており、日々の業務において個々の能力を最大限に発揮することが会社の持続的成長に繋がり、個々のスキルアップにつながると考えております。
健康経営を推進していく上で大切な基盤となる仕事とそれを支える生活基盤の充実が「お客様と地域社会に貢献できる会社を目指す」という企業理念につながると考えています。
そのために神戸日野自動車では健康経営を通じて以下の効果を期待しています。
☆従業員の生産性向上を図る施策を推進すること。
健康経営を推進する上での最終的な目標として「健康管理」、「環境整備」、「運動推奨」を掲げ、怪我や傷病による生産力の低下防止に努めることで従業員一人ひとりの意識改革とモチベーションアップに努めていきます。
☆風通しの良い社風を創り上げること。
コミュニケーションを活性化し、課題解決に向けて組織で解決していくために組織力の強化を図ります。
職場でのコミュニケーションを高めることで、活気のある企業を目指していきます。
☆地域社会と連携を取ること。
献血活動や清掃活動などを通じて社会を通じて企業の価値を底上げしていきます。そして人材獲得や人材育成に関する投資にも力を入れるなど、次世代に繋がる企業価値を向上していきます。
私どもは健康経営を継続していくための目標設定や取り組みを「健康経営戦略MAP」として纏め、公開することで全従業員参加型の取り組みを推進してまいります。
神戸日野自動車 【健康経営戦略MAP】
重点5項目の抽出について
神戸日野自動車では、健康経営に取り組みきっかけとなった生活習慣病に直結する確率が高くなるBMI値の上昇(BMI値28)を抑えるために、全従業員でウォーキングキャンペーンをおこなっております。
毎朝のラジオ体操に続き日常で簡単に取り入れることが可能なウォーキングを推奨し、BMI値に代表される生活習慣病にかかる数値の改善を図るために年2回ウォーキングキャンペーンを開催。実施データを公開しております。
他にもストレスチェック83項目版から抽出したワークエンゲージメントを図る「いきいき度指数」の公開や、有給休暇取得日数の底上げを図るための「平均有給休暇取得日数」の公開も併せ、全従業員の心身の健康に関する意識付け改革を推進しています。
毎年実施している健康診断、ストレスチェックをはじめ、有給休暇取得率やウォーキングキャンペーンの実施データを見直し、目標値(KPI)を見直すことで、2027年度達成に向けて健康施策を実施しています。
当件については、当社健康経営の軸となる健康経営戦略MAPの内容を見直すことで、従業員の健康意識向上のための健康増進セミナーの実施内容の企画選定をおこなっています。
健康課題の抽出および課題ごとの指標について
神戸日野自動車では2017年度から健康経営に取り組み、2018年度から6年連続で「大規模健康優良法人」を取得しております。取り組みを始めた頃に比べると、当社を取り巻く環境が変わったこともありますが、「大規模健康優良法人」を取得し続けていくための施策を全従業員で継続して取り組んでいることで、従業員とそのご家族の「健康と向き合うための理解」の幅が少しずつ拡がってきたと実感しています。
これからも当社の健康に関する課題を抽出し健康施策を推奨することで、健康課題克服に向けて各施策を推進していきたいと考えております。
労働安全衛生に関する取組みについて
事業場における安全衛生活動は多岐にわたります。
健康経営を推進していく上で労働安全衛生の取り組みを理解して行動していくために、上記のフレームを用いて実践すべき事項を整理して取り組んでまいります。
安全衛生活動を実践していく上で、全従業員が遵守すべきポイントを掲載します。
- 大小問わず、労働災害の原因を取り除くこと【リスクマネジメント】
- 一人ひとりが当事者意識を持つこと【法令順守】
- 安全意識を高めるために従業員同士が声掛けをおこなう【安全チェック】
安全衛生活動は、経営層や管理層だけでなくすべての従業員が関与するために必要な活動です。
一歩間違えば災害が発生する環境で働いているという意識を持ち業務をおこなってまいります。
緊急対策委員会について

神戸日野自動車では、台風や地震などの自然災害などの緊急事態に備えるために「BCP事業継続計画書」を2015年に制定。
毎年更新しながら、万が一の事態に備えています。
加えて、2020年初頭から猛威を振るう新型コロナウイルスをはじめとする未曽有の災害などにも対応していくため、2020年8月に健康経営プロジェクトの組織化に伴い、緊急事態に備えた改善事例を取り入れ、各拠点に展開していくことを目的とした「緊急対策委員会(BCP準備室)」を併設し運営していきます。
緊急対策委員会は、緊急度合いに臨機応変に対応するために定期的に取締役会や支店長会議などの他、緊急性を要する場合は、適宜委員を招集し対策を講じます。
目的
従業員とその家族の安全を最優先で確保し、緊急事態に直面した際でも、「事業資産の損失を最小限にすること」そして「事業を停止させないこと」または「事業停止後、すみやかに事業を復旧させること」を目的に対策を考え実行する。