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2024年01月15日:DAKAR TODAY 2024(第9日)

≪後半戦の2日目は北部の山間地へ ノートラブル、ノーパンク 快調にSS10番手でゴール≫ ※日付は現地時間

1月15日、ダカール・ラリー2024はサウジアラビアのアル・ドゥワディミ~ハイル間で458㎞の競技を行った。
SSの前半部は砂地のピストに始まり難易度の高い砂丘も登場。
しかしハイル近郊の山間部を行く後半になるとグラベル路となり最後は岩場を越えるなど、路面は大きく変化した。
日野チームスガワラは好調を維持してこのSS(競技区間)を快走。
大きなトラブルもなくトラック部門10位でゴールした。
この結果により累積順位は部門8位のポジションを保っている。

この日はアル・ドゥワディミのビバークから125㎞のリエゾン(移動区間)で北上したあと、西北西のハイル郊外に向かう458㎞のSSに臨んだ。
日野チームスガワラは序盤の砂丘と砂地の区間を副変速機のローレンジを活用して手堅く抜けると165㎞地点から344㎞地点までのトランスファー区間へ。
この179㎞は舗装路で、競技ではなく指定された時間(トラック部門は130分間)で移動する決まりである。
その後はグラベル路となりスピードに乗って走れたが、砂埃が酷くナビゲーションも分かりにくい箇所があった。
最後は黒く大きな石がごろごろしているガレ場を低速でクリアしてSSゴールに到着。
95㎞のリエゾンを走ってハイルの空港近くに設けられたビバークに到達した。

明日16日は大会スタート地のアルウラへ戻る行程で417㎞の競技が予定されている。
残りステージは4つとなりダカールラリー2024も終盤戦へと向かう。
トラック部門上位入賞の目標に向けて日野チームスガワラのメカニックたちは気持ちを引き締め、日が暮れて気温10℃以下に冷え込んだハイルのビバークで粛々と整備作業を続けていた。

【INTERVIEW VOICE】
菅原照仁/
今日はトラブルもなく順調な一日でした。
前半の砂丘が思ったより厳しく、ギア比の最適化の効果を再び感じました。
昨年までの仕様だったら登れなくて苦労したと思います。

染宮弘和/
ナビはノーミスでゴール出来ました。
458㎞とはいえ179㎞もトランスファー区間があったのでナビゲーターとしては物足りない感じです。
もっと難しくして欲しかったくらいです。

望月裕司/
昨晩整備してもらってから不具合は出ず、車両は順調でした。
今はパンクの本数を減らすためにタイヤの内圧を少し高めにしたいと考えています。
今日も適正値の模索を行い、有用なデータを採ることが出来ました。