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2023年01月14日:DAKAR TODAY2023(第14日)

1月13日のレポート(現地時間)

難関のマラソンステージを無事クリア!
SSを10位で終え、累積順位の総合10位をキープ!

1月13日はマラソン行程の2日目。
エンプティクオーターのマラソンビバークからシャイバの間で185kmの競技が行われた。
日野チームスガワラの日野600シリーズ(菅原照仁/染宮弘和/ 望月裕司組)は1日目のSS中に転倒を喫したが走行には問題なく、この日も得意の砂丘を快走 。
トラック部門総合10位の成績でゴールするとこの日までの累積順位で総合9位に浮上した。
連続2日間をメカニックの整備や部品供給なしに走るマラソン行程はトラブルのリスクが高く、戦況に影響しやすい。
今大会では「エンプティクオーター」と呼ばれるサウジアラビア南東部のルブアルハリ砂漠に設定されて、最大の難関となった。
シャイバのビバークへ戻る2日目は1日目とほぼ同じエリアを逆方向に走る。
前日と同じく柔らかい砂の砂丘とショットと呼ばれる塩湖が路面の大勢を占めた。
日野チームはこの難関に冷静な走りで臨んだ。
タイヤ空気圧をギリギリまで落としても越えられない砂丘もある状況で何度かスタックを喫したが、途中2回冷却水の補給のために停まったものの、それ以外はトラブルなくゴールに到達した。
その後は167kmのリエゾンを走ってシャイバのビバークへ。
日野600が2日ぶりに帰着すると早速メカニックたちがダメージを受けた車体の補修や点検整備に取り掛かった。
明日14日は北上してアル・ホフフへ向かい154kmの競技が予定されている。

菅原照仁
今回の砂丘は今までにない難しさ。
登るのも大変ですが越えたあと急に落ちていたりリスクの高いステージでした。
エンジンは冷却水を足す頻度が高まりましたが、走りへの影響は感じませんでした。

染宮弘和
今日はスタックしたトラックを迂回したら一つ目のGPSポイントから遠ざかってしまい、戻るタイムロスを考えてパスしました。
大変な砂丘でしたが、それ以外は全てクリア出来ました。

望月裕司
昨日転倒した際に配線を傷めたのか、ハイブリッドにエラーが出て使えなくなりました。
水温上昇と補給のタイミングは油温と油圧を見てマネジメントしています。
今日はSS中で2回補給しました。
帰ってこられて良かったです。