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2023年01月08日:DAKAR TODAY2023(第8日)

1月7日のレポート(現地時間)

マラソンステージの1日目を慎重にアタック!
水温トラブルを克服しSS総合8位で今大会初のトップ10入り!

ダカール2023は7日、マラソン行程の1日目としてリヤド~アル・ダワディミ間で333kmのSS(競技区間)を行った。
前日のステージで水温上昇に見舞われた日野チームスガワラの日野 600シリーズ(菅原照仁/染宮弘和/望月裕司組)は引き続き水温に注意を払いながらも好ペースで走行。
トラック部門総合8位でゴールし、今大会初のSSトップ10入りを達成するとともに、累積順位で総合12位に浮上した。
この日の行程は6日に向かうはずだったアル・ダワディミのビバークが悪天候によって水没した影響で新たに設定されたルートである。
その後設営された同地のビバークを小規模な体制とするべく、主催者は急遽7・8日の行程をマラソンステージに設定。
しかし、参加者にはマラソンに対応する準備が出来ていなかったことから7日のSS終了後にサービスパークを設け、2時間に限って競技車の点検整備が認められることになった。
ルートはまずリヤドのビバークから298kmのリエゾン(移動区間)でSSスタート地点へ移動。
333kmのSSをゴールしたあと、アル・ダワディミへ向かうリエゾンで96km移動したところにサービスパークが設けられた。
さらに約145km移動してアル・ダワディミのビバークに到達。
移動距離の合計は871kmと、前日に続く長丁場の一日となった。

SSの路面はツイスティなグラベル(未舗装路)から始まり、辿るワダチが短い距離で何度も変わるナビゲーションが煩雑な区間を抜けると砂丘越えも登場。
後半部分はモロッコのようなガタガタ道が続き、最後は砂の台地と多彩に変化した。
全体に降雨によってワダチは見にくい 状況で、ナビゲーションの負担は大きかった。
日野600シリーズはこの難易度の高いステージを乗員のコンビネーションも良く快走。
コースの中盤までに通過タイムで9番手に浮上し、最後は8番手にポジションを上げてゴールし た。

8日は前半戦の最終日。アル・ダワディミからリヤドに戻るルートで345kmの競技が行われ、翌日はリヤドで中間休息日を迎える。

菅原照仁
冷却水をSSスタート直前で満タンにしてスタートしたら最後まで問題なく走れました。
コースは砂丘越えなどリスキーなところもありましたが上手く抜けて良いタイムにつながりました。
明日も気を付けて走ります。

染宮弘和
ナビゲーションはカップ走行も多くて忙しかったです。
砂丘では通過のために回り込む必要があGPSポイントがあって苦労しましたが、ミスなく出来たと思います。

望月裕司
現在300kmぐらい走行すると冷却水が7リットル減るので、補給しながら走っています。
今日のSSは距離的にギリギリもったのでラッキーでした。
このほか中盤でインバータのエラーが出てハイブリッドが作動しなくなりましたが、車両としては調子良く走れています。
明 日なんとかリヤドに無事に戻り、休息日でトラブルを解決したいと思います。